ちょっと日帰り旅行
Certaldo(チェルタルド)というフィレンツェからローカル電車で一時間の小さな町。
Certaldo Alto(いわゆる旧市街)は、
1時間も歩けば、街全体がほぼ把握できてしまうほどの丘の上の小さな町。
ここは彫金学校に通ってる時に、この町の美術館に展示してあるビーノ・ビー二先生の作品を目当てに訪れて以来。
デカメロンの著者、詩人ボッカッチョの出生地でもあり、
この物語に出てくる登場人物の肖像メダルをビーノ先生が手掛けてます。
通っていた学校には、メダルに加工する前の銅板で打ち出した原型と、石膏型が幾つも壁に掛けてあった。
かつては、あちこちのアンティーク市に行くたびに先生のコインを見つけて、コレクションしてました。
現在では数少ない、ルネサンス芸術を受け継ぎ、彫金、彫刻、七宝、デッサン、なんでもこなす多才な芸術家だったビーノ先生
更には、フィレンツェ近郊にある先生の別荘は自ら建築に携わり(本人曰く)、今ではそこに小さな集落ができてます。
この自慢話も少なくとも10回は聞かされたなぁ。
当時を懐かしむ小旅行でした。
コメントをお書きください